見た目年齢を左右する、シワやたるみ。
ほうれい線などのシワ・たるみは老け顔の原因にもなり、「劣化」と言われることも・・・。
よく見聞きするこれらの原因とその理由をよくよく見直してみると、意外と心当たりがある方が多そうです。
何がいけないの?シワたるみの原因
加齢とともに出てくる肌の衰え。
見た目にも分かりやすいシワやたるみは、いかにも老けた印象を与えます。漫画やイラストでは、老齢のご婦人にシワやほうれい線を書くことで表現していることから、やっぱり老化の象徴でもあるようです。
ではそのシワやたるみ、加齢によってなどとはいいますが、具体的にはどんなことが原因になっているのでしょう。
肌の衰えの直接的な原因になるのは?
シワやたるみを始めとした「肌の衰え」を引き起こす原因としてよく聞くものベスト5、といえば、以下のような点です。
- 加齢
- 紫外線・日焼け
- 乾燥
- タバコ
- 糖質の多い食生活
- 体重の増減
それぞれの理由を見直してみると、「これには該当しないから」と安心していた点が意外と当てはまっていることもあります。
若くてもその生活が加齢現象を引き起こしているかも?!
加齢によるシワやたるみ、と言われると、年齢を重ねるごとに「まぁそういうものか」という気になってしまいそうなところでもあります。
この加齢によると言われているもの、具体的にはどういうことかというと、
加齢による女性ホルモンの低下のことです。
女性ホルモンは、コラーゲンの生成や肌のハリを維持する働きがあることでも知られています。
その女性ホルモンが低下するとなれば、シワやたるみの原因になるのも納得です。
加齢とともに女性ホルモンが低下するのであれば、逆に言えば若いうちは気にしなくてもいいのかな、という気もしますが、それは違います。
若い女性でも仕事が忙しくてストレスがあり食生活の乱れがちな生活をしている場合は、
要注意です。
そういう場合は、若い女性でも女性ホルモンの分泌が不活発になり、その結果シワやたるみといった形で肌に現れてしまう危険性があるのです。
日焼け対策は冬でも万全に!紫外線は老化の大敵
紫外線ダメージが肌の乾燥を引き起こしたりするのもまた、よく知られているところです。
これは、紫外線が肌にあたることで活性酸素が増えてしまい、その酸化ストレスにより肌の老化が進むためです。
そして、この紫外線によるダメージが肌の老化原因の8割ともいわれています。
紫外線による肌の老化は、シミやそばかすだけではなく、シワやたるみも引き起こします。
紫外線の刺激によって、肌の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンの分解と生成のバランスが分解に偏り、コラーゲンやエラスチンの量が減ってしまい、ふっくらとした張りを失ってしまうのです。
これが紫外線による酸化ストレスの怖いところです。
タバコを吸うなら抗酸化対策も心がけて
活性酸素や酸化ストレスという観点で見ると、タバコの吸いすぎも肌老化の大きな原因になります。
タバコを吸う人は、紫外線のケアと合わせて抗酸化食品をとるなど気をつけてみましょう。
また、質のよい睡眠は抗酸化作用のあるメラトニンの生成を促します。
適度な運動によるストレスの低下、質の良い睡眠、抗酸化食品を含む肌に良いとされる栄養を摂る、これらと紫外線対策を組み合わせることによって、本当の意味での紫外線対策と言うことができるのです。
まずは生活習慣の改善から心がけてみましょう。
乾燥は癖がつきやすいって何のこと?
「シワは癖。」とは、美肌のカリスマ・佐伯チズさんのお言葉です。
佐伯チズさんのローションパックのやり方はこちら

肌の乾燥がひどくなったりしていれば、目元や口元を動かしたときについたクセがそのままシワとして定着してしまうことに。
塗れた紙に折り目をつけるのは大変ですが、乾いた紙に折り目をつけるのはとても簡単ですよね。
乾燥した肌はまさに、その「乾いた紙」状態なのです。
「肌トラブルのほとんどは保湿で解決する」とまで言われることもあるほど保湿が重要なのには、こんな理由もあるようです。
乾燥肌対策はこちら

糖質の取り過ぎは体形の問題だけ?
ダイエット目的で糖質を制限しているという人、最近多いですよね。
糖質フリービールなども、メタボを気にするお父さんたち向けの商品として発売されています。
しかし糖質の取り過ぎは、実は太る原因になるだけでなく、肌のシワやたるみの原因にもなるのです。
例えば、不足を補おうとサプリなどでコラーゲンを摂ったとします。
コラーゲンはタンパク質の一種ですが、そのタンパク質には糖分によって変性してしまうという特徴があります。
血液中に糖が多い状態、つまり高血糖の状態が続いていると、このたんぱく質の変性である「糖化」の原因になります。
糖化してしまったタンパク質は、体内で正常に働くことができません。
正しく働ければ、肌の水分を保持したりハリを与えたりという効果を発揮してくれるはずのコラーゲン。
このコラーゲンも「糖化」してしまえば本来の効果を発揮できず、更には糖化したたんぱく質の蓄積によって、肌のコンディションを改善するどころか、かえってシワやたるみの原因を作ってしまうんです。
「OMG!」なんて気持ちしますよね・・・。
甘いものや炭水化物を控えて糖質の取り過ぎに気をつけるだけでなく、
野菜や食物繊維の豊富な食品を増やしたり、食べる順番を工夫することで血糖値を上がりにくくし、
食後すぐに10分ほど歩くなどで糖を消費して血糖値が上がりすぎないようにするなどの方法でも対策ができます。